企業と国家 2011 9 24
これは、以前も書きましたが、
大事なことなので、もう一度書きます。
企業が経営危機になったら、銀行は、どうすべきか。
リストラだけでは、立ち直ることはできません。
金利減免、それでも駄目ならば債権放棄でしょう。
ギリシャも同じでしょう。
経営危機になったギリシャは、どうすべきか。
リストラ(緊縮財政)だけでは、限界があります。
金利減免、あるいは債権放棄を考えるべきでしょう。
もちろん、今度は、銀行が経営危機になる可能性がありますが、
その場合は、銀行に対して、公的資金の注入で解決します。
マスコミでは、長らく「欧州の債務危機」と報道されますが、
投資家からは、強い不満が出てくるでしょう。
「解決方法はあるのに、それをやらないのは、おかしい」、
「欧州は、意図的に危機を長引かせている」と。
前進 2011 9 17
欧州危機をギリシャ危機と考えてしまうと、
本質が見えなくなってしまいます。
この危機は、ギリシャ問題ではなく、
銀行問題であると考えれば、もっと早く解決したでしょう。
最も単純な解決方法は、ギリシャをデフォルトさせ、
ギリシャ国債を大量に保有している銀行に対して公的資金を注入することです。
これで昨年のうちに解決していたでしょう。
それなのに、問題をギリシャに集中させたことが、
解決を先送りさせたと思います。